WATERLESS PRINTING

水なし印刷

サンアート印刷はいち早く水なし印刷を導入し、
環境へ配慮した印刷を行っています

そもそも水なし印刷とは?

水なし版は、現像工程で有害な廃液が一切出ない水現像方式です。現像処理後の排水は下水に流すことが可能。一方、水あり印刷のPS版はPH12以上の強アルカリ現像廃液が発生するため特別管理産業廃棄物として回収が義務づけられています。 
また水なし版表面のシリコーンゴム層が従来の水あり版の湿し水に相当し、インキを反撥します。そのためエッチ液やIPAなどの有害物質を含む湿し水を一切使いません。 
湿し水廃液は、水質汚濁防止法で定められたBOD、CODなどの基準値をはるかに超えている有害な廃液です。 
有害な廃液が出ない「水なし印刷」は、まさに環境に優しい印刷手法なのです。 
 
※一般社団法人日本WPA様ホームページより一部抜粋

水がないから高品質で高精細な印刷が可能

通常のオフセット印刷が印刷工程で多くの「湿し水」を使用するのに対し、水なし印刷は、「湿し水」を一切使用しないその技術的な特長から、にじみが少なく高精度な印刷再現性に優れ、高精細な美しい仕上がりの印刷品質を可能にします。 
肉眼では読めない1級クラスの文字も見事に再現することがもできます。また、水による紙ノビも起こりにくいため高い見当性を実現できます。 
凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙でもデータどおりの円形の網点を用紙上に確実に再現させることが可能です。 
 
※一般社団法人日本WPA様ホームページより一部抜粋

カーボン・オフセットで
印刷物製造時に排出されるCO2を実質ゼロに

カーボン・オフセットとは

カーボン・オフセットとは、経済活動によって排出されるCO2などの温室効果ガスを、他の場所での削減活動によって「埋め合わせる」という考え方です。
印刷物を製造するためには、CO2排出削減の努力をしてもゼロにすることはできません。
ゼロにできなかったCO2は、他の場所で行われたCO2排出削減事業で生じたクレジット(排出権)を購入することでオフセット(相殺)されることにより、実質ゼロになります。
この取り組みは、環境省・農林水産省・経済産業省など国が認証する制度です。

サンアート印刷では水なし印刷によるVOC(揮発性有機化合物)削減とカーボン・オフセットによる二酸化炭素排出量の削減(相殺)のミックスによって、より高い環境的付加価値のある印刷物の普及拡大に取り組んでいます。

※一般社団法人日本WPA様ホームページより一部抜粋

CO2の排出量の算定

印刷物のライフサイクル*1において、印刷物が一生にわたって排出するCO2排出量を算定します。
算定方法は、LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)のデータベース*2をもとに、PGG*3でCO2排出量を算定します。
印刷物が持つ一連のライフサイクルにおけるCO2排出量を、サンアート印刷にて算定し相殺します。

*1 ライフサイクル:原材料の採取から製造、使用及び破棄・リサイクルに至る全ての過程のこと。
*2 環境への影響評価数値
*3 PGG(Printing Goes Green):一般社団法人日本WPAが提供するCO2排出量算定ソフトウェア。

※一般社団法人日本WPA様ホームページより一部抜粋

カーボン・オフセットのプロセス

印刷物製造のライフサイクルにおいて、どんなに努力をしてもCO2排出量をゼロにすることはできません。
しかし、ゼロにできなかったCO2は、他の場所で行われたCO2排出削減事業で生じたクレジット(排出権)を購入し、オフセット(相殺)をすることで実質ゼロとすることができます。
サンアート印刷では一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会)がカーボンフリーコンサルティング株式会社を通して購入したクレジット(排出権)を使っています。
これは国が認証するJ-クレジット制度(温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度)によるクレジットとなります。

※一般社団法人日本WPA様ホームページより一部抜粋

■大気汚染・化学物質汚染への課題

・湿し水から発生するVOCを根絶 
・湿し水に含まれるIPAやエッチ液など不要

地球温暖化への課題

・印刷効率改善による用紙・インキ、電気代節約、湿し水不要による温室効果ガス削減、カーボンオフセットを用いた脱酸素印刷の実現

資源の枯渇への課題

・印刷前準備時間短縮による用紙・インキ節約

水質汚濁への課題

・水質汚濁の基準値を超える湿し水の廃液が出ない

廃棄物の発生への課題

・特別管理廃棄物に相当する現像廃液が出ない

資機材の交換への課題

・湿し水を行わないことで印刷機内部のローラー等資材劣化を抑制、長寿命化を実現

働き方改革への課題

・印刷オペレーター作業負荷削減 
・作業標準化の実現

※東レ㈱「SDGs事例2020水なし印刷」資料より